2012年06月07日

化粧品の動物実験は「無法地帯」!?――院内集会 開催報告(後編)


いろいろと活動が立て込んでしまい、集会開催から3週間も間が空いてしまいました。ごめんなさい!
以下、論点ごとに報告していきます


EUの化粧品指令と日本からの輸出の関係
「EUが動物実験した化粧品の輸入を禁止した」というニュースに、「日本企業も動物実験をやめざるを得ないのでは?」と考えた方はたくさんいらしたと思います。
いわゆるEUのマーケティング・バン(Marketing Ban)は日本企業にどのような影響を与えているのか?
これについて経済産業省からは「リーマンショックが多少影響したもののEUのマーケティング・バンによる日本企業からの化粧品輸出への直接的な影響はない」との説明がありました。
つまり、日本のメーカーは、EU向けに動物実験の必要のない原材料で処方した化粧品を輸出することで事なきを得ているというわけです。
EUで、域内での動物実験禁止(Testing Ban)だけでなく、域外で動物実験した化粧品の販売禁止(Marketing Ban)が施行されたのは、動物実験を望まない消費者の声があったからにほかなりません。
かたや日本で動物実験を続けながらEUには別の原料で処方した化粧品を売り続ける日本の大手化粧品メーカー。
いくら「法令違反はしていない」とはいえ、販売禁止の制定の背後にある消費者の思いを無視したやり方はいずれ糾弾されなければいけません。

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化粧品業界の動物実験は「無法地帯」
環境省からは「『動物愛護管理のあり方検討小委員会』での議論では『動物実験は規制すべき』という意見と『すでに業界等の自主管理で実態は把握できているから規制の必要はない』という意見とに分かれた」との説明がありました。
では、化粧品業界の動物実験は把握されているのか?
経産省に聞くと「日本化粧品工業連合会は会員企業個別の動物実験については把握していない」。
つまり、どの企業が動物実験施設を持ち、それがどこに所在し、どの程度の動物を飼養しているかを、国も業界も把握していないことが明らかになりました。
ところで「動物実験に関する情報は企業秘密のため明らかにできない」という業界側の主張をしばしば耳にすることがあると思います。
でも、たとえば開発中の新製品に関する情報が、動物実験施設と飼養頭数という情報でつまびらかにされるわけではありませんよね。
業界、特に化粧品業界が的を得ない理由をあげてでも動物実験に関する情報を隠したがるのは、巨額のお金を投じて築き上げてきた美のイメージを、動物実験の残酷なイメージに塗り替えられるのを恐れているからなのでしょう。
同じように「インターネットに流れているような残酷な実験はしていません」という主張もありますが、残酷な実験をしていないという保証はどこにもありません。
つまり、化粧品業界の動物実験は、無法地帯なんです。

※今回の動物愛護法改正の動きの中で、動物実験施設の届出制等の議論に展開がありました。追って別の記事でご紹介します。


厚労省、代替法の活用を促進するガイダンス発出
私たちが4月25日に、厚生労働大臣政務官に陳情に行った翌日、私たちの陳情にこたえるかのように厚生労働省は以下の文書を発出しました。

「皮膚感作性試験代替法及び光毒性試験代替法を化粧品・医薬部外品の安全性評価に活用するためのガイダンスについて」
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T120501I0010.pdf

この<ガイダンス>とは、国への承認申請のなかで求められる安全性試験(という名の動物実験)のうち、皮膚感作性試験と光毒性試験については代替法が確立しているので、代替法を使いましょう、という企業の申請担当者向けの手引きのようなものです。
いままで承認申請の現場では、国際的に認められた代替法があっても、いままで慣れている動物実験で済ませられてきたという現状があるということはここでも書きましたが、このガイダンス発出を機に、企業の担当者だけでなく、承認審査する側のPMDA(医薬品医療機器総合機構)にも「動物実験ありき」の認識を改めてもらいたいと思います。
なお、厚労省によれば、このガイダンスは今後どんどん出していくとのこと。
私たちは、さらにもう一歩踏み込んで、確立した代替法がある試験については、「動物実験のデータを受け入れない」という実質的動物実験の禁止を求めます。


代替法開発は学会主導から行政主導へ。省庁横断的取組へ。
国内の代替法開発は、行政主導の欧米と異なり、日本動物実験代替法学会の主導で行われ、化粧品メーカー等会員企業等の手弁当に依拠してきました。
開発した試験法が公的な試験法になる(公定化)までの道筋も不明瞭で、このままでは携わる研究者らのモチベーションは低下するばかりだという懸念の声が研究者の間から上がっていることをJAVAから指摘しました。
科学政策として動物実験代替法の開発推進を図る欧米に遅れないためにも、一学会に任せるのではなく、国として取り組む姿勢を明確に打ち出し、省庁横断での対応体制を作っていくことが求められます。
また、新たに開発された代替法を評価する機関であるJaCVAM(日本動物実験代替法評価センター)の予算拡充と人材確保が急務であるという問題意識も共有されました。
EU(ECVAM)、米国(ICCVAM)、韓国(KoCVAM)などと国際協調路線をとっているにもかかわらず、予算・人員とも欧米の足元にも及ばず、あとから設立された韓国にも抜かれてしまっているというお寒い現状をなんとしても改善してもらいたいと思います。

*****

私たちJAVAは、化粧品の動物実験は企業努力で廃止できると考え、企業が自主的に動物実験廃止に踏み切ることを求めてきました。
でも、その機運がまだ高まりきっていないいま、国が代替法の開発や公定化をスピードアップさせたり、その予算や人材の規模を拡大したり、あるいは動物実験施設をもつ企業の届出や3R遵守を義務化したりすることが、企業の勇断を促すことにつながるはずだと考えています。

消費税増税法案など今後の展開に予断を許さない国会情勢ですが、この院内集会をスタートに、化粧品の動物実験について国会議員の先生方に大いに問題意識を持ってもらい、国会で積極的に取り上げてもらえるように活動を続けていきたいと思います。



※ニュースでも取り上げていただきました!
 化粧品の代替法開発は政策として取り組む必要――市民団体が院内集会
  オルタナ(ヤフーニュース)2012.5.17
 EUでは2009年に禁止ずみ――化粧品の動物実験に法的規制を
  週刊金曜日(ヤフーニュース)2012.6.5

「化粧品の動物実験を考える院内集会 開催報告(前編)」も併せてご覧ください。

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2012年05月24日

化粧品の動物実験を考える院内集会 開催報告(前編)


去る5月15日(火)14:30〜、衆議院第二議員会館で開催した「化粧品の動物実験を考える院内集会」には、国会議員の先生方、秘書の皆さまをはじめ、一般市民の皆さま、化粧品企業のご担当者など、たくさんの方々にご出席いただき、ありがとうございました!

消費税増税法案が審議入りするしないであわただしいなか、いったい議員は集まってくれるのだろうかと心配を抱えながら迎えた当日…

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前方(写真左手)に向かってコの字に配した席 手前側が省庁席 正面と右側が議員席

議員本人の参加は17名!
動物愛護法改正年とあって各党ワーキングチームや部門会議、議員連盟などで動物問題の議論が重ねられてはきたものの、「化粧品の動物実験」というテーマにどれだけの議員が関心を示してくれるのかまったく未知数でした。
いざふたを開けてみると…定刻には議員が続々と集まりはじめ、司会が開会のあいさつをするころには用意した議員席が満席に!
ご本人にお越しいただいた議員17名に議員の代理で来られた秘書の方をあわせると、超党派35名の議員が出席してくださいました。
(参加してくださった議員は文末をご覧ください)


動物実験の映像にショック
呼びかけ団体を代表してJAVAから化粧品の動物実験の現状について発表させていただきました。

「化粧品の動物実験を巡る消費者運動とEUの動向」
 http://goo.gl/wfX8N

冒頭、動物保護団体PETAの秘密捜査官が撮影したアメリカの動物実験施設・バイオサーチにおける動物実験の映像を流しました。
ノミ取りスプレーの液体に全身を浸され泣きながら体を痙攣させている子猫や口紅のかけらを眼に入れられたウサギの姿が映し出されると、目を伏せたりフリーズしてしまった先生方もおられました。
でも――百聞は一見にしかず――これで私たちが動物実験の廃止を求める理由の9割はこれでわかっていただけたと思います。

映像の全篇と翻訳の全文は「さよなら、じっけんしつ」のサイトに掲載されています
 Inside Biosearch〜バイオサーチ社の動物実験〜
 http://www.nezumi.to/main/cosme/inside-bioresearch/


企業の取り組み―ラッシュと資生堂
全国150以上の店舗で"STILL AGAINST ANIMAL TESTING"(動物実験反対)のメッセージを発信し続けるラッシュジャパンの取り組みは、この集会に来られた皆さんの多くはご存じだとはいえ「ラッシュに入るお金は1円たりとも動物実験に関わらせない!」とのコメントに改めて心強さを感じたのは私だけではないと思います。
一方、2010年3月に「動物実験廃止に向けて取り組む」と宣言した最大手企業の資生堂には登壇をお願いしましたが残念ながら受けていただけませんでしたので、同社の主催する「化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議」に参加しているJAVAから代わって同社の取り組みについて発表させていただきました。

「資生堂の動物実験廃止に向けた取り組み」
 http://goo.gl/Qgz3u


2011年には自社の動物実験施設を閉鎖し、来年3月には動物実験の外注も含めて全面的に廃止するという資生堂。
最大手がここまで動いているのに、大手他社は知らん顔で動物実験を続行している――この膠着状態を打破するためにも、国会の場で「化粧品の動物実験」についてどんどん議論していただきたい、その議論の端緒をつくりたい――そんな思いで企画した院内集会。
不安を抱えながらもいざ開いてみると、議員の先生方の関心の高さ・強さに圧倒されました!
お忙しいなかお集まりいただいた先生方、秘書の皆様、ありがとうございました。

各省庁からの発表と質疑応答の模様については後編に続きます。

当日プログラム
1.開会あいさつ 司会(NPO法人アニマルライツセンター代表理事 岡田千尋)
1.国会議員からごあいさつ
1.「化粧品の動物実験を巡る消費者運動とEUの動向」
  NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)理事 亀倉弘美
1.「化粧品の動物実験反対の取り組み」
  株式会社ラッシュジャパン チャリティ・キャンペーン担当 秋山映美
1.「資生堂の動物実験廃止に向けた取り組み」
  NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)理事 亀倉弘美
1.化粧品及び医薬部外品に動物実験を義務付けているケース、義務付けている動物実験の内容等について
  厚生労働省医薬食品局審査管理課
1.化粧品業界の動物実験を巡る状況、EUの化粧品指令に対する業界の対応状況等
  経済産業省製造産業局生物化学産業課
1.動物実験代替法の概要、代替法の開発状況等
  日本動物実験代替法評価センター(JaCVAM)新規試験法評価室長 小島 肇
1.動物愛護管理のあり方検討小委員会における動物実験及び動物実験代替に関する議論について
  環境省自然環境局総務課
1.質疑応答(議員および登壇者)
1.閉会あいさつ 司会

参加議員一覧(敬称略、順不同)
○民主党・衆議院議員
 福田衣里子、生方幸夫、田島一成、川越孝洋、相原史乃、浜本宏、高井崇志、網屋信介
○民主党・参議院議員
 山根隆治、谷博之、岡崎トミ子、安井美沙子、牧山ひろえ
○自民党・参議院議員
 三原じゅん子
○新党日本・衆議院議員
 田中康夫
○みんなの党・参議院議員
 川田龍平
○新党きづな・衆議院議員
 小林正枝

代理出席一覧(敬称略、順不同 ※議員本人ではなく秘書の出席)
○民主党・衆議院議員
 岡本英子、大谷信盛、小川淳也、小原舞、柚木道義、佐藤ゆうこ、井戸まさえ、工藤仁美、首藤信彦、三日月大造、岡本充功
○民主党・参議院議員
 姫井由美子
○自民党・衆議院議員
 小池百合子、野田聖子、松波ケンタ、岩屋毅
○公明党・衆議院議員
 高木美千代
○社民党・参議院議員
 福島みずほ


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2012年05月08日

5月15日、化粧品の動物実験を考える院内集会を開きます



化粧品の動物実験を考える院内集会
開催のご案内

シャンプーや口紅など、美を追求するための化粧品開発の過程で動物実験が行われています。
「美のために動物を犠牲にしたくない」という消費者の声が実を結び、アメリカでは大企業が自主的に廃止したり、EUでは2009年3月から禁止するなど、化粧品の動物実験は過去の遺物となりつつあります。
日本でもこの実態が知られるようになり、化粧品の国内最大手企業の資生堂は2011年3月に自社の動物実験施設を閉鎖、2013年までには外部委託も含めた動物実験の全面的廃止を目指すとするなど、画期的な取り組みを始めました。動物実験を行わず、化粧品開発のための動物実験反対を謳う海外の化粧品メーカーの日本への進出も顕著です。
しかしこれらの歓迎すべき動きは日本の業界全体に浸透しているとは言えません。
そこで、国会でもこの問題を議論していただこうと下記のとおり院内集会を企画しました。
関係各方面から化粧品の動物実験廃止を巡る現状と取り組みを報告し、廃止に向けての今後の課題を共有します。

○日時 2012年5月15日(火) 14:30〜16:00

○場所 衆議院第二議員会館 多目的会議室

○内容(予定) 
 ・化粧品の動物実験とはどのようなものか
 ・EUにおける化粧品の動物実験禁止までの軌跡
 ・動物実験に代わる代替法の開発状況
 ・動物実験廃止に向けた企業の取り組み 他

○呼びかけ団体(順不同)
  NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)
  NPO法人アニマルライツセンター(ARC)
  あしたへの選択 Choices for Tomorrow(CFT)
  ストップ!アニマルテスト!キャンペーン
  ヘルプアニマルズ
  さよなら、じっけんしつ

○参加申し込み
  opinion@usagi-o-sukue.org
  タイトルを「院内集会参加申し込み」として、
  本文に@お名前Aご所属Bご連絡先をお書きの上、
  5月13日までに上記アドレスまで
  メールをお送りください。

○ご注意
  当日は傍聴のみで発言はできません。
  あらかじめご了承ください。


今回、一連の陳情(4月3日環境省4月25日厚生労働省)をご一緒した動物保護団体のジョイント企画です。
直前のご案内になってしまってすみません。
そして、お仕事をされている人には都合をつけにくい平日の昼間の企画で恐縮ですが、ぜひ皆さまのふるってのご参加を、お待ちしております!


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2012年04月26日

「化粧品の動物実験の実質的禁止を!」厚生労働大臣政務官に要請


昨日4月25日、藤田一枝・厚生労働大臣政務官に面会し、化粧品の動物実験廃止を求める要望をしてきました。今回も、去る3日に民主党と環境省に陳情に行ったメンバーとご一緒しました。

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中央左が政務官。福田衣里子議員も同席してくださいました。

連名で要望した項目は今回は次の2点。
1)化粧品・医薬部外品の動物実験を廃止へ向かわせること
2)動物愛護法の理念にのっとり、動物実験の代替へ向けた省庁横断的な枠組みを構築し、国として総合的にこの問題に取り組むこと

「時代の変化や国際的な潮流も踏まえ、政府としても対応しなくてはいけないと思っている」と前向きな姿勢を示してくださった藤田政務官。「化粧品だけに女性が声をあげなくては」ともおっしゃいました。政務三役5人のうち3人が女性(小宮山洋子大臣、西村智奈美副大臣、藤田一枝政務官)といういまの厚労省の布陣に期待がかかります!

今回、私たちJAVAでは、上記の連名の要望に加えて「化粧品の動物実験の実質的禁止を求める要請」をしました。法律を改正しなくても、法律で「禁止」としなくても、実質的に動物実験禁止状態に置くことができるのではないか?その内容は:
1)動物実験代替法が確立するまでの間の暫定的措置として、動物実験を必要とする医薬部外品(薬用化粧品)の承認申請および化粧品基準の改正要請を受け付けないこと
2)上記1の実現如何にかかわらず、動物実験代替法が確立した試験分野については、動物実験による試験の結果を受け入れないこと
3)新規動物実験代替試験法の早急な開発と公定化を目指し、
 (ア)日本動物実験代替法評価センター(以下、JaCVAMという)の予算を拡充すること
 (イ)JaCVAMに対する民間からの寄付を受け入れること
 (ウ)JaCVAMが評価した試験法について、経済産業省や農林水産省等化学物質を所管する関係各省庁間で共有すること

動物実験を必要とする化粧品や薬用化粧品の申請件数は、年間でわずか数件しかないといいます。それならば、代替法が確立するまでは、“動物実験申請モラトリアム”を導入してもよいのではないでしょうか。そうすれば「早急に代替法を開発しなければいけない!」という企業のインセンティブにもつながります。

それといま、代替法がすでに確立している試験についても、動物実験データで申請してもよいという状態が続いています。申請する側の怠慢なのか、承認する側の先例主義なのか、企業も行政も新しい方法を嫌って既存の方法を好むために、苦しまずに殺されずにすむはずの命が無駄に浪費されているなんてとんでもない話です。

「動物実験ができなくなると新しく有効な商品開発ができなくなる」「動物実験に反対することはイノベーションを妨げることだ」という主張を聞くことがあります。でも、なにも動物実験が必要な商品開発だけがイノベーションではないはず。代替法の開発だって立派なイノベーションです。これからは、単なる技術開発ではなく「動物を犠牲にしない」ことが新たな価値を生んでいくはずです。


*****


企業努力による動物実験の廃止を、いままさに資生堂が実現しつつあります。
その動きになかなか追随しない花王やカネボウ、コーセーなど大手メーカーの怠慢は言語道断ですが、この機運を盛り上げ業界全体に広げるためにも、監督官庁の厚生労働省にひと肌脱いでほしい!

ブログをご覧の皆さんからも、厚生労働省に声を届けてください。
http://www.mhlw.go.jp/houdou_kouhou/sanka/


*****


今回の要請に関して、関連記事が掲載されています。

「ラッシュ、動物実験の禁止求め厚労相あてに署名」
http://www.alterna.co.jp/8882

JAVAのコメントも掲載していただいています。
ぜひこちらもご覧いただいて、ツイッターのRTとフェイスブックのいいね!をクリックしてくださいね。
(このブログの記事のほうももちろんお願いします☆)


posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 17:26 | TrackBack(0) | アクション

2012年04月25日

音楽の力ってすごい。来日中のモリッシー、「動物実験反対」


今朝(といっても日付が変わったので昨日24日の朝です)、インターエフエムをお聞きになった方はいらっしゃいますか?
朝7:00-9:30のCatchUpという番組です。
http://www.interfm.co.jp/catchup/index.php?mode=mon&id=445

来日中のアーティスト、モリッシー(Morrissey)の川崎・東京公演で、私たちJAVAのメンバーが会場内で動物実験反対を訴えるパネル展示をさせていただいたのですが、
「動物愛護の活動を自らされているモリッシーさんのご好意で、Zeppの片隅で、動物実験の悲惨さを訴えるパネル展をさせていただいていました。まだまだ日本では一部の人にしか認知されていない動物実験の悲惨さを訴えていけたらと思っています。モリッシーさんの動物を大事にされる心に触れ、より深くモリッシーさんを理解されたい方は、ぜひぜひ、公演会場で行われているパネル展示をご覧になってくださいね!」
出展していたメンバーがそのことをしたためて送ったメールを、DJの柳井麻希さんがオンエアで読んでくれたんです!

そして何とも感動的だったのは、23日のZepp公演のアンコールで、私たちがプレゼントした"JUST SAY NO to ANIMAL TESTING"(動物実験に反対しよう)と書かれたTシャツを着てステージに出てくれたこと!

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2012年4月23日(月) Zepp Tokyoにて 写真:k.さんご提供

ツアーはこの後、福岡 / 広島 / 大阪 / 名古屋 / 東京と続きます。
私たちの出展は、21日の川崎、23-24日のZepp Tokyoのあと、30日の大阪、3日の恵比寿でもさせていただく予定です。
モリッシーファンの皆さま、30日の大阪と3日の恵比寿に、ぜひ私たちのブースを訪れてください。お待ちしています。
Morrissey Japan Tour 2012 日程
4月19日(木) 仙台 Zepp Sendai
4月21日(土) 川崎 Club Citta
4月23日(月) 東京 Zepp Tokyo
4月24日(火) 東京 Zepp Tokyo
4月26日(木) 福岡 Zepp Fukuoka
4月27日(金) 広島 Blue live
4月30日(月・祝) 大阪 ZEPP NAMBA
5月2日(水) 名古屋 Zepp Nagoya
5月3日(木・祝)東京 恵比寿ガーデンホール
(http://www.creativeman.co.jp/artist/2012/04morrissey/)

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モリッシー(Morrissey)
イギリス出身のミュージシャンで、1982年〜1987年までUKロックバンド「ザ・スミス」のヴォーカリスト・詩人(作詞者)として活動。
サッチャー政権下で不況にあえぐ若者たちに絶大なる人気を博し、バンド解散後もソロとして第一線で活躍し続けている、日本でも知名度の高いロック界のカリスマの一人。
厳格な菜食主義者としても有名で、レディー・ガガについてのコメント

「モリッシー、レディー・ガガを語る。『彼女はとてもいい人です』」
http://ro69.jp/news/detail/53469
(ロッキング・オンの音楽情報サイトRO69 2011.6.20)

に彼のパーソナリティの一側面がとてもよく表れている。
今回のツアーで演奏される「MEAT IS MURDER」という曲では、ステージ背後一面のスクリーンに工場畜産現場での日常的に行われている動物虐待の映像が大きく映し出されるなか、その歌によって肉食を問い、観客に現実を提示することも忘れない。


posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 02:22 | TrackBack(0) | イベント

2012年04月18日

毎日新聞に記事が掲載されました「多くの動物が実験の犠牲になっています」


ご報告が遅れてしまいましたが、昨日4月17日(火)の毎日新聞(東京版)の朝刊、生活面「どうぶつナビ」に化粧品の動物実験に関する記事が掲載されました。

どうぶつナビ:多くの動物が実験の犠牲になっています。
毎日新聞 2012年04月17日 東京朝刊
 ◇化粧品開発で廃止の動き
 ◇EU、04年に禁止 「顧客が支持」資生堂も追随
http://mainichi.jp/feature/news/20120417ddm013100121000c.html

うさぎマークの表示を開始したことについて私たちJAVAからもインタビューさせていただいた生活の木、2009年来展開してきたキャンペーンが奏功し2013年までに動物実験の全廃を目指すことを決めた資生堂についても取り上げているほか、JAVAコスメガイドも紹介していただいています。


ぜひご一読ください。
そして、ツイッター、フェイスブック、ミクシィなどのSNSを通じて記事を拡散していただき、まだこの問題をご存知ない方々にも広めてくださるよう、ご協力をよろしくお願いいたします!

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2012年04月06日

「化粧品の動物実験廃止を!」民主党と環境省に陳情に行ってきました!


4月3日、「化粧品の動物実験を廃止して!」と、民主党と環境省に対して、動物保護団体6団体と企業1社の連名で陳情を行ってきました。

要望した項目は次の3点。
1)化粧品・医薬部外品の動物実験を廃止へ向かわせること。
2)動物愛護法において、動物実験の代替を配慮事項から義務事項に改正すること。
3)動物実験の代替へ向けた省庁横断的な枠組みを構築し、国として総合的にこの問題に取り組むこと。

今回、この陳情を行ったのは次の各団体の皆さんです。
アニマルライツセンター(ARC)
ストップ・アニマルテスト!キャンペーン
ヘルプアニマルズ
あしたへの選択/Choices for Tomorrow (CFT)
さよなら、じっけんしつ
株式会社ラッシュジャパン
(3日の陳情は、ARC、さよなら、じっけんしつ、ラッシュジャパンの方々とご一緒しました)

そして紹介議員として同行してくださったのは、民主党の福田衣里子衆議院議員(すでに翌日にブログにアップしてくださいました。ありがとうございます!)

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民主党の幹事長室では、池口修次議員(民主党企業団体対策委員長)と大谷信盛議員(民主党副幹事長・元環境大臣政務官)に対応していただきました。「化粧品の動物実験はどんなものかご存知ですか?」とお聞きすると首を横にふり、お渡ししたリーフレットをじっと見入っておられました。国会議員のなかにもまだこの問題をご存じない方がたくさんいるのではないかしら。これからは永田町でもこの問題を広げていかなければいけないと、改めて思いました。


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環境省では、渡辺自然環境局長に対応していただきました。同局は動物の愛護及び管理に関する法律の担当局。近く改正がなされる同法のなかで、動物実験については「3Rの実効性の向上」や「動物実験施設や動物実験繁殖業者の取扱業への追加」などが論点に上がっていました。同法は議員立法として近く改正されますが、改正後に行われる関連する基準の改訂などは行政の仕事。改めて、「省庁横断的な枠組みの構築は、環境省がリーダーシップ、イニシアチブを発揮してがんばっていただきたい」とお願いしました。


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化粧品の動物実験について、JAVAは「法律で禁止せずとも企業の判断ですぐにでも廃止できる」との考えから、企業への働きかけをメインに続けてきました。
実際、私たちが粘り強く働きかけた結果、資生堂は2011年3月には自社における動物実験を廃止、2013年までに外部委託も含めた全面的な廃止を目指すと決定したのは皆さんもご存じのとおりです。
しかし残念ながら、この動きはまだ業界全体に浸透しておらず、花王やカネボウ、コーセーなどといった他の大手メーカーは「代替法が確立していない」「法規制で求められている」などという言い訳を繰り返して動物実験を続行しており、廃止の意思はまったく見受けられません。
「化粧品の動物実験は企業努力でやめられるはずですが、その機運を盛り上げるためには国の力強い後押しも必要」
永田町にも霞が関にも「美しさのために動物の犠牲はいらない」私たちの切なる願いを、これからも届けていこうと思います。
そしてもちろん、今まで通り、今まで以上に、動物実験を続けるメーカーに、動物実験をやめるまで、皆さんと一緒に声を上げていきます!

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2012年03月30日

エスティローダーとエイボンは「動物実験している」?


動物実験廃止を訴えているアメリカの動物保護団体NAVS(National Anti-Vivisection Society)からの届いた情報です。
NAVSは、エスティローダ―、エイボン、メアリーケイの3社を「動物実験していない」から「動物実験している」メーカーへと降格させたとのこと。
NAVSは、エスティローダ―、エイボン、メアリーケイの3社を動物実験を行っている企業のリストに加えました。
この3社は化粧品の完成品及び成分原料に対して動物実験を行っていないと主張し続けていましたが、動物実験が義務付けられる中国で製品の販売を行っています。
3社ともいまだにアメリカ市場で“not testing on animals(動物実験していません)”としていますが、中国をはじめとする海外市場での売り上げがかなりの割合を占めています。
中国では、政府の実験施設または国内の独立した研究所による動物実験の実施を要求しているのです。
「動物実験の義務付けをやめ代替法を採用すべきだ」と国際的な機関とともに中国政府に対して働きかけている企業もあります。
その中にはメアリーケイも入っており、時間と費用を費やしてきました。
とはいえ、実際この3社は、自社製品を売るために、動物を傷つけているのです。

(以上、NAVSニューズレターより。下記URLにも関連記事が掲載されています)
http://navs.convio.net/site/News2?page=NewsArticle&id=8764&news_iv_ctrl=1361

私たちJAVAの調査では:
・エスティローダ―は「製品および成分について動物実験は行っておらず、また、他社に動物実験の代行を依頼することもありません。ただし、法律により要求される場合はこの限りではありません」と回答しています(「JAVAコスメガイドvol.4」p55掲載)。
JAVAは同社を「動物実験していないメーカー」には分類していません。

・エイボンは「動物実験していないメーカー」として同ガイドのp23に掲載しています。

・メアリーケイは、2002年2月に日本市場から撤退しています。

現在、エイボン・プロダクツ株式会社に対して、JAVAから再調査を行っているところです。
回答があり次第、本ブログ等でお知らせいたします。

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2012年03月27日

眼刺激性試験(ドレイズテスト)の代替法が事業化―試験受託機関が4月から


ウサギが片方の目に試験物質を直接点眼され、数日間激痛にさらされた挙句、最後には殺されてしまう――これが、眼刺激性試験の実態です。
この眼刺激性試験の代替法として、この4月から試験受託機関「化合物安全性研究所」によってウシの角膜を用いた試験法(BCOP法)の受託がスタートするというニュースが流れました。


【化合物安全性研究所】動物実験代替法を事業化‐4月から受託スタート
http://www.yakuji.co.jp/entry25909.html
(2012年3月22日付薬事日報)

 安全性試験受託機関の化合物安全性研究所は、4月からウシ摘出角膜を用いた眼刺激性試験代替法(BCOP)の受託を開始する。ウサギを用いた試験の代替法として確立されたもので、同社は世界的に加速する動物実験廃止の流れを捉え、日本で先駆けて代替法の事業化に踏み切ることになった。
 同社は、動物実験を実施した化粧品の販売を禁止する欧州化粧品指令の2013年施行を視野に、国の要請を受ける形で、約1年にわたって眼刺激性試験代替法の準備と検討を行ってきた。眼への急性刺激性・腐食性があるかどうかを評価するため、ウサギを用いて実施される眼刺激性試験は、試験物質を眼に直接投与することや、点眼に伴う苦痛が避けられないことから、動物愛護の観点から問題視されてきた。また、既に欧州では、化粧品の安全性試験として受け入れられない試験法とされ、代替法の導入が急がれていた。
 こうした中、同社が確立したBCOP法は、ウシの眼球の角膜を用い、試験物質の腐食性・強度刺激性があるかどうかを評価するインビトロ試験。食用ウシの加工時に試験材料が得られ、動物を使用しないことから、動物数の削減と苦痛軽減の観点から有用な試験法と考えられている。
 これまでの検討では、ウサギを用いた眼刺激性試験の評価と比べて、信頼性の高い検出データが得られたため、今回BCOP法の事業化をスタートさせることにした。

※2012年3月26日付日経産業新聞にも関連記事が掲載されています。


BCOP法は、眼の腐食性や強刺激性を評価する方法のため、弱刺激をみる化粧品(薬用化粧品を含む)は対象にはならないのかな、と思っていたのですが、「角膜の光透過性(混濁具合)で強刺激を評価したあと、病理組織検査を行うことで弱刺激を評価するか、別に細胞毒性試験を組み合わせることで、化粧品の評価も可能」なのだそうです。

同社の松浦社長いわく「人間に使えるかどうかわからない物質をふるい分けする段階で動物を使うことは回避したい。医薬品や化学物質、農薬などの新規化合物のスクリーニング方法としてもぜひ利用してもらいたい」。
化粧品業界だけでなく、製薬業界や化学品業界においても代替法活用の需要が高まることが期待されています。

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代替法といっても、使われるのはウシの角膜。
食用にされるウシの副産物とはいえ、そこにも尊い犠牲があることには変わりありません。
でも、本来産業廃棄物として焼却処分されてしまうものを用いることで、新たな実験動物の犠牲を生まないという点では、前進ととらえてよいのではないでしょうか。
しかし私たちは、最終的に、動物の一切を用いない試験方法への転換がなされることに期待しています。


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2012年03月19日

岡本夏生さんも飛び入り参加!デモ行進速報


小雨のぱらつくなか「化粧品の動物実験反対!」と叫びながら,本日渋谷の街をデモ行進してきました。
参加してくださった170名の皆さん,お疲れさまでした&どうもありがとうございました!

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丸井前の交差点

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「花王は今すぐ動物実験をやめてください!」


今日はなんとタレントの岡本夏生さんが飛び入り参加!
ウサギの耳のカチューシャをつけて先頭を歩いてくださいました。
終了後にいただいた力強く感動的なご挨拶には,オーディエンスから何度も拍手が沸き起こりました。
岡本さん,どうもありがとうございました!


場所を変えての懇親会には54名の方々が参加してくださり,どうしたら動物実験を廃止させられるか?その方策を車座になって語り合いました。
参加者の2割が男性だったというのも嬉しい悲鳴。
動物実験反対は,もはや女性だけのテーマではなくなりました(!?)

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濃密な意見交換が行われた懇親会


今日のデモ行進を新たなスタートに,大手化粧品メーカーが一刻も早く動物実験を廃止するよう,積極的なアクション展開を,どうぞよろしくお願いいたします!
http://www.usagi-o-sukue.org/oote_kakusha.html


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