2015年06月23日

花王グループ、化粧品の動物実験廃止を公表。資生堂の公表から5年超、国内第2位の満を持しての決断で活動は次のステージへ

JAVAを含む3つの動物保護団体で構成する「美しさに犠牲はいらないキャンペーン(CFB)実行委員会」は、6月22日、東京・茅場町にある花王株式会社を訪問し、花王の常務執行役員、カネボウ化粧品の執行役員ら5名に面会し、1時間半にわたって意見交換を行いました。

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■これまでの経緯
2015年3月5日、JAVAが化粧品企業約1000社を対象に実施したアンケート調査に対して花王は:
「弊社は、化粧品(薬用化粧品を含む)の研究・開発においては既に動物実験を行っておらず、外部にも動物実験を委託していません。今後も製品・原料の自社における実施・外部委託を問わず、化粧品(薬用化粧品を含む)のための動物実験は行わない方針です(※1)。また、トイレタリー製品の安全性確認においても、動物を用いた試験は行っておりません。なお、社会の要請により安全性の説明をする必要が生じた場合は除きます(※2)。
(略)
※2 市場にある製品に関して、改めてその安全性を証明する必要が生じ、そのための選択肢が動物実験しかない場合や、法規制等により動物実験が不可欠となっている場合。」
との見解(150305_kao_answer.pdf)をJAVAに送付。この見解についてJAVAが追加的に送った公開質問状に対して花王は4月13日、化粧品(薬用化粧品を含む)を対象にした薬事申請について動物実験を行っていない旨を回答しました(150413_kao_answer.pdf)。
また、花王の100%子会社であり、研究体制を一にする株式会社カネボウ化粧品も3月、上記JAVAの調査に対して、化粧品及び医薬部外品について、完成品・原料を問わず、自社における実施・外部への委託を問わず、動物実験を行っていない旨回答しました。

一方、今年4月に入り、花王は公式ウェブサイト上で「花王グループの化粧品における動物実験に対する考え方」として、「花王グループは、化粧品(医薬部外品を含む)の商品開発に際し、外部委託を含めて動物を用いた試験は行なっておりません。また、今後も行なう予定はありません」との方針を表明していました。

JAVAならびにCFBは、日本においては、EU等諸外国が実現してきている法的禁止の前に、各企業の自主的な取り組みと決断により、動物実験の事実上の廃止状態を招来できると考え、これまで様々な化粧品企業に働きかけを続けてきましたが、化粧品シェア2位、洗剤・トイレタリーでは国内首位を誇る花王グループが、「動物実験の廃止に向けた動きは世界的なものであり、花王グループはこれに賛同し」、「動物愛護も十分考慮し」ているという前提で、これらの動物実験を廃止したのであれば、日本の化粧品業界においてきわめて画期的な出来事です。
そこで、書面でのやり取りではなく、直接面会してその真意を確認しようと、5月11日、CFBとして面会を申し入れ、6月22日の面会の約束を取り付けていました。

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花王 常務執行役員 品質保証本部長 兼 カネボウ化粧品 取締役/花王 執行役員 コーポレートコミュニケーション部門統括/カネボウ化粧品 執行役員 経営企画部門統括/花王 品質保証本部 副本部長 兼 カネボウ化粧品 品質保証部門統括/花王 品質保証本部安全管理・技術渉外センター センター長 以上5名の方々にご対応いただきました。

■新規原料開発放棄という決断
今回、CFBとして役員らに面会して、廃止という決断と公表に至る経緯を含めた方針の内容についてざっくばらんに話し合いを行いました。そのなかで

化粧品と医薬部外品(※薬用化粧品)について、カネボウ化粧品を含めた花王グループとして、新規原料を配合する医薬部外品(※薬用化粧品)の承認申請・化粧品基準の改正要請など薬事申請も含めて、開発に際しての動物実験は廃止している

との内容を改めて確認しました(※医薬部外品については、薬用化粧品のみを対象)。
ただし、輸入化粧品に対して動物実験を課している中国への輸出や、化粧品による事故が発生した場合の原因究明など、動物実験を例外的に行う条件設定は、これまで動物実験廃止を表明した他の大手企業と同様です。
上述のJAVAに対する回答や、公式ウェブサイトに掲載した方針のなかの但し書きにも「市場にある製品に関して、改めてその安全性を証明する必要が生じ、そのための選択肢が動物実験しかない場合」が挙げられていますが、実際、花王の100%子会社で研究体制を統合した株式会社カネボウ化粧品の美白化粧品が白斑症状を引き起こした事故が記憶に新しいなか、現在は厚生労働省の研究班や日本皮膚科学会の特別委員会、そして花王グループ・カネボウ化粧品のプロジェクトチーム等によって原因究明に向けた研究が行われており、そのなかで少なくない数の動物実験が行われていること、カネボウ化粧品が設立した「化学物質(ロドデノール)による白斑研究基金」からも動物実験を含む研究に対して助成金が支給されています。
(関連:カネボウ美白化粧品による白斑事故 動物実験は残酷で、無意味だった

とはいえ、上記のような例外はあるにせよ、過当競争のなかで特に大企業にとって手放しがたかった新規原料開発を放棄した、その方針をグループ全体で共有し、それを公表した、という事実は極めて大きな決断です。その点については評価し、このような動きを歓迎したいと思います。

■次なる課題は原料調達先の動物実験全廃
これまで複数の大手化粧品企業に対して「自社における動物実験の実施の取りやめ」「外部への動物実験の委託の取りやめ」という決断を促してきたなかで、原料調達先における動物実験の問題が、新たな課題として浮かび上がってきています。
(関連:動物実験、化粧品の原料業界の動向は?第7回化粧品産業技術展に行ってきました
つまり、消費財メーカーとしての化粧品企業が「動物実験を廃止した」と公言しているにもかかわらず、その製品の原料に対して原料メーカーにおいて動物実験が行われているようでは、動物実験を行わないという方針は機能しているとは言えません。その方針は、原料調達先をはじめとするサプライチェーン全体に到達し、共有され、順守されて初めて機能するものと考えます。
そこで、CFBからは、花王グループとして、動物実験の削減・廃止と動物実験代替法利用による動物愛護への配慮を加えた、新たな原料調達ガイドラインを策定し、サプライチェーン全体における脱・動物実験に貢献してほしいと要望しました。

意見交換の具体的な内容、CFBの要望内容など詳細については後日改めて報告します。
こちらもぜひご覧ください>美しさに犠牲はいらないキャンペーン

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2015年04月17日

GOOD NEWS! ノエビアグループ「外部委託含め動物実験を行わない方針」ウェブサイトで公表

ノエビア及びノエビアホールディングスが2015年3月、公式ウェブサイトにおいて

「ノエビアグループは、化粧品・医薬部外品の研究開発において、代替法の開発に努め、外部委託を含めて動物実験を行わない方針で今後も化粧品開発を行っていきます。」

と公表したことがわかりました!

株式会社ノエビアホールディングス
http://www.noevirholdings.co.jp/csr/customer/index.htm
株式会社ノエビア
http://www.noevir.co.jp/new/csr/customer.htm

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2013年4月、ノエビアは、JAVAが行った調査に対して「化粧品および医薬部外品、台所用洗剤の安全性・有効性に関わる試験において、培養細胞などの動物実験代替試験法を用い、動物実験は行わないこととしております」と回答していましたが、同社の公式ウェブサイト等では、その方針は公表されてきませんでした。

「JAVAの調査に対する回答のみならず、動物実験廃止の方針をぜひとも公式に発表してほしい」と同社に働きかけていたところ、今回のノエビア及び持ち株会社であるノエビアホールディングスのウェブサイトでの公表につながりました。

●英断をくだしたノエビアに応援と感謝のメッセージを送ってください
〒104-8208
東京都中央区銀座7-6-15
株式会社ノエビア東京本社 お客さまサービス室
0120-401-001(9:00〜18:00)
https://www.noevir.co.jp/custom/shouhin.aspx

ノエビアグループ:
神戸に本社のあるノエビアは1964年創業。化粧品・医薬部外品の製造販売を主力事業とし、2002年常盤薬品工業を子会社化して医薬品事業にも参入。2011年には持株会社ノエビアホールディングスを設立。グループ会社に化粧品などの受託製造を行うボナンザの他、航空運送事業を扱うノエビアアビエーションがあります。

JAVA注:
ノエビアグループでは、輸入化粧品に対し動物実験の実施を課している中国でも化粧品販売を行っていますが、それ以外の地域で販売する化粧品・医薬部外品について動物実験を廃止したことは前進だと考えています。
詳しくはこちらをご覧ください。
「化粧品企業による動物実験廃止決定と中国での動物実験についてJAVAではどのように考えていますか?」


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2015年03月11日

EUでの完全禁止から2年、 日本でも動物実験を廃止する化粧品企業が増えてきた!

2013年3月11日、世界最大規模の市場を持つEUで、化粧品の動物実験が完全に禁止になりました。それから2年が経ちましたが、この間、日本でも動物実験廃止を決断し、その事実を公表する大手化粧品メーカーが増えてきています。
10年前には大手企業のほぼ全社が動物実験を行ない、その事実をひた隠しにし、他社の動向を気にして一律横並びだった日本の化粧品業界も、資生堂の廃止宣言を皮切りに、脱・動物実験へのシフトが始まっています!

■株式会社資生堂
動物実験と代替法に対する取り組み
資生堂は、代替法に基づく安全性保証体系を確立し、これにより2013年4月から開発に着手する化粧品・医薬部外品における動物実験を廃止しました。なお、社会に対して安全性の説明をする必要が生じた場合を除きます。
今後も引き続き有効な代替法の開発を継続するとともに、代替法の公定化(各国・地域の法制度において正式な実験方法として認可されること)に向けて積極的かつ強力に各国の行政機関に働きかけてまいります。
こちらもチェック

■株式会社マンダム
動物実験に対する考え方
マンダムは、動物実験を行わない方針で、化粧品開発を進めています。
マンダムは、生活者の安全の確保を第一に考えて商品を開発しております。製品等の安全性確認は基本的にヒトを用いた試験(パッチテスト、スティンギングテスト等)および動物実験代替法を活用しており、外注委託を含めて動物実験は実施しておりません。今後も動物実験を行わない方針です。
これからもステークホルダーの皆様の貴重なご意見を参考にさせていただき、安全で環境にやさしい商品開発を進めてまいります。
こちらもチェック

■株式会社コーセー
お客さまとともに、『安心・安全のために』
コーセーグループは、安全性を最優先としながら、動物実験を行わない方針で化粧品医薬部外品を含む)の開発を進めています
コーセーグループは、これまでの化粧品開発の実績により蓄積してきた膨大な安全性データを活用するとともに、代替試験法やヒトによる各種試験によって、独自の基準で化粧品の安全性確保を行っています。外部委託を含めて動物実験を行わない方針で、今後も引き続き化粧品開発をおこなっていきます。
※ 万一、社会に対して安全性の説明責任が生じた場合や、一部の国において行政から求められた場合を除きます。
コーセーは、動物実験の廃止はグローバル社会の重要な要請事項と受け止め、早期の実現を願って、'90年代から動物実験代替法の開発に取り組んできました。代替法学会に継続的な協賛を行うとともに、業界や産学官と連携しての取り組みに積極的に参画し、代替法の普及と進展のために、なお一層の努力をしてまいります。
こちらもチェック

■株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
お客さま満足向上を目指して
ポーラ・オルビスグループは、化粧品(医薬部外品を含む)の研究・開発において、代替法技術の確立に伴い外部委託を含めて動物実験を行なわない方針です(*)。
(*)万一、社会に対して安全性の説明責任が生じた場合や、一部の国において行政から求められた場合を除きます。
こちらもチェック

**********

一方、いまだに動物実験を継続している企業もしぶとく存在しています。
「一刻も早く動物実験廃止を」
あなたの声を届けてください!

動物実験を続ける主な企業はこちら>
花王
クラシエ
再春館製薬所
富士フイルム
ホーユー
ロート製薬
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2014年11月21日

「動物実験廃止のために、どんな方策が有効だと考えるか?」 日本化粧品工業連合会に公開質問状

日本の化粧品業界団体「日本化粧品工業連合会(以下、粧工連)」の技術委員会に参加している企業を対象に2013年12月に実施された「代替法ガイダンスに関するアンケート」の結果が2014年7月に公開されたことに関連して、11月20日、粧工連に対して「化粧品の動物実験に関する公開質問状」を送りました(回答期限は12月4日)。

141120粧工連質問状.pdf

ウェブサイトでは、
「日本化粧品工業連合会では、1991年に『動物実験代替専門委員会』を技術委員会内に設置し、動物実験代替法の開発と評価に向けて具体的な取組みをはじめました。近年では、動物実験代替法の普及活動にも力を注ぎ、活動範囲も化粧品業界内のみではなく行政及び学会等と連携しながら進めています」(※下線筆者)
と謳っている粧工連(動物実験代替法への取り組み|日本化粧品工業連合会)。

ところが、上記アンケートの結果から、その技術委員会に参加しているはずの企業の42%(36社中15社)が「代替法の利用は考えていない」と回答、また、薬事申請に代替法を利用したことがあるかどうかについて「ない」と答えたのが同じく81%(36社中29社)にも上るという由々しき実態が明らかになりました(関連記事:化粧品業界の約半数「動物実験代替法の利用は考えていない」代替法アンケート結果公開で無用な動物実験の横行が明らかに。)。

つまり、EUをはじめ諸外国での法的禁止や、国内でも資生堂やマンダム、コーセーといった大企業による廃止宣言など、化粧品の動物実験の禁止・廃止が大きな課題となって久しいなか、一部とはいえ利用できる代替法があるにもかかわらず、代替法を使わずに、あえて、動物実験を選んで行っている企業が存在しているのです

この憂慮すべき状況を、粧工連はどう考えているのか、どうするつもりなのか、そして業界団体として、動物実験廃止に向けてどんな対策が有効だと考えているのかを、公開質問状で尋ねています。

日本の化粧品業界は、動物実験廃止という課題に対してどのように向き合っていくつもりなのか、まずは回答を待ちたいと思います。

posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 17:11 | TrackBack(0) | 対企業

2014年10月01日

VICTORY! コーセー「2013年上期より廃止」「今後も行わない」 動物実験廃止企業が新たに誕生しました!

去る9月10日、美しさに犠牲はいらないキャンペーン実行委員会(CFB)がコーセー本社を訪れ、化粧品の動物実験廃止を要望していましたが、9月29日、提出した要望書に対する回答がコーセーより届きました。
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「原料・完成品、自社における実施・外部委託を問わず、2013年上期より廃止しており、今後も行わない方針(※)」「子会社・系列会社などの関連会社においても、同様に廃止している」ことが明確になりました。

動物実験を廃止し、今後も行わないとの方針をとり、その旨をしっかりと公表するメーカーが新たに誕生しました!

※一部例外あり。詳細は下記回答書をご覧ください。また、中国での動物実験についてCFBの見解は下部をご覧ください。

●CFBのコメント
「昨年の資生堂、マンダムに続いて、動物実験の廃止を決断・公表する企業が新たに誕生し、大変喜ばしく思います。美しさに犠牲はいらないと考える消費者の思いがもたらした結果です。化粧品の動物実験廃止はもはや国際標準となりつつあるので、いまも動物実験を続けている企業には廃止に向けた早急な決断を望んでいます」

●英断を下したコーセーに対して感謝と応援のメッセージを送ってください
〒103-8251 東京都中央区日本橋3-6-2
株式会社コーセー
代表取締役社長 小林一俊様
電話連絡先一覧
 http://www.kose.co.jp/jp/ja/faq/
メールによる問合せフォーム
 https://www.kose.co.jp/jp/ja/products/inquiry/
Facebook公式ページ
 https://www.facebook.com/clubkose.official/info

●他の大手各社にも声を届けてください
資生堂、マンダム、コーセー…大手企業が続々と動物実験廃止を決断するなか、他の企業が動物実験を続行する合理的な理由はありません。この流れを無視していまだに動物実験をやめようとしない、花王、カネボウ、ポーラ、フジフイルムなどの大手メーカーに対しても、「一刻も早く動物実験を廃止して!」との声を届けてください。

●9月29日付コーセーからの回答
美しさに犠牲はいらないキャンペーン実行委員会
 JAVA 理事 亀倉 弘美 様
 ARC 代表理事 岡田 千尋 様
 PEACE 代表 東 さちこ 様

   2014年9月10日付
「化粧品の動物実験廃止を求める要望書」 に対するご回答書

1.原料・完成品、自社における実施・外部委託を問わず、化粧品・医薬部外品のために行っている動物実験をすべて廃止してください。

コーセーグループでは、原料・完成品、自社における実施・外部委託を問わず、化粧品・医薬部外品のために行っている動物実験を2013 年上期より廃止しており、今後も行わない方針です。
※万一、社会に対して特別に安全性の説明責任が生じた場合や、一部の国(中国等)において行政から求められた場合を除きます。

2.子会社・系列会社などの関連会社においても、同様の動物実験をすべて廃止してください。

子会社・系列会社などの関連会社においても、同様に廃止しています。

3.動物実験を廃止した旨を公表してください。

2014年9月末頃に弊社ホームページにて公表予定です。
以上

              2014年9月29日
株式会社コーセー
代表取締役社長 小林 一俊


●中国での動物実験について
中国は2014年6月から、国内で製造される化粧品に対する動物実験の義務付けを解除していますが、中国に化粧品を輸出する場合には、中国政府当局が指定する中国国内の試験機関で当該化粧品に対し動物実験を実施し、そのデータを提出して承認を受けることが依然として求められており、その点については変わりがありません。

つまり、中国への輸出を継続している企業を「動物実験していない(Cruelty-Free)」とみなすことは厳密にはできないのですが、私たちCFBは、この問題は各企業の取組みによって解決する問題ではなく、中国政府に対して各方面から方針転換を促し、制度的な解決を目指すべき問題だと考えています。

日本では、いまだ花王やポーラなど名だたる大企業が日本国内で動物実験を続けているという、憂慮すべき状況があります。そういった中、この中国の問題を留保しつつ、資生堂、マンダム、コーセーなど、大手企業が動物実験の廃止を次々宣言していることを、私たちCFBは大きく評価しており、まず日本国内での動物実験を全廃させることを最優先課題として、取り組んでいきたいと考えています。

ご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

●美しさに犠牲はいらないキャンペーンサイトはこちら
http://www.crueltyfreebeauty.jp/news/detail/kose.html
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2014年09月10日

本日、コーセーを訪問。 「動物実験は今後もしない」役員が言明!

本日9月10日、JAVAを含む3つの動物保護団体で構成する「美しさに犠牲はいらないキャンペーン実行委員会(CFB)」は、化粧品の動物実験廃止を要望するべく、日本橋にあるコーセー本社を訪問しました。

コーセー本社前.jpg


これまでコーセーは、動物実験の廃止に比較的前向きな姿勢を示してきましたが、「廃止した」という確たる情報は得られていませんでした。

ご対応いただいたのは、品質保証を担当する取締役、経営企画部長兼広報室長、広報室課長の3名の皆様。私たちCFBからは亀倉弘美(JAVA)、岡田千尋(ARC)、東さちこ(PEACE)が面会に臨み、オンライン署名プラットフォーム「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」で集まった署名を提出するとともに、改めて化粧品・医薬部外品の動物実験の全廃を要望しました。

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Change.org上で集まった23,760名分の署名を取締役に提出


ここで明らかになったのは、
・2013年上期から、化粧品・医薬部外品の動物実験は廃止している
・今後も行わない方針である

といううれしい事実!

そのほか、輸入化粧品に動物実験を課している中国の問題、化粧品による事故の問題、原料調達の問題などについて、1時間半にわたって率直に意見を交換しました。

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私たちCFBからの要望に対する正式な回答は、書面にて9月30日までにいただくことになっていますので、回答が届き次第、改めて報告いたします。

なお、Change.org上で23,760名を超えて集まった署名については、後日、CFBよりコーセーに郵送させていただく予定です。

CFBのサイトも併せてご覧ください。
http://www.crueltyfreebeauty.jp/news/detail/id=76
posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 17:23 | TrackBack(0) | 対企業

2014年09月03日

9月10日、コーセーを訪問し、化粧品の動物実験廃止を要望します

これまで「近い将来動物試験を廃止したい※1」「動物愛護の観点からも、全ての動物試験を廃止することができる日が一日も早く来ることを強く望んでおり、今後も積極的に取り組んでまいる所存※2」と、動物実験の廃止に前向きな姿勢を示してきたコーセー。

2013年3月、世界最大の市場規模を誇るEUで化粧品の動物実験が完全に禁止され、日本でも資生堂やマンダムが自主的に廃止を決断してそれを公表しました。

それから1年半が過ぎようとしているいま、コーセーには、「美しさに動物の犠牲はいらない」と考える消費者の意向を重く受け止め、化粧品のための動物実験を廃止し、外見だけではない真の美しさを提供してくれる企業となってほしい。

その思いを携えて、9月10日(水)、JAVAを含む3つの動物保護団体で構成する「美しさに犠牲はいらないキャンペーン(Cruelty Free Beauty)実行委員会」としてコーセーの役員に面会することになりました。

この際、オンライン署名プラットフォーム「change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」上で集まった、コーセー宛ての署名約2万3千筆も提出する予定です。
提出まであと1週間、さらに署名数が増えるよう、周囲の方々への呼びかけに、ご協力をお願いいたします!
署名はこちらから

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※1 JAVAが行った調査に対する2011年11月10日付回答
※2 同、2013年4月4日付回答
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2013年08月26日

大手化粧品メーカー19社の回答

売上ランキング上位の化粧品メーカー19社に対して、動物実験に関する公開質問状を3月に送付しました。
4月に返ってきた回答に対して、確認や再質問などを行い、それらをまとめた結果を「ウサギを救え!化粧品の動物実験反対キャンペーン」サイトに掲載しました。

資生堂、マンダムに続き、動物実験をすでに廃止したメーカーもありましたので、ぜひご覧になってください。

●ウサギを救え!化粧品の動物実験反対キャンペーン
http://www.usagi-o-sukue.org/java02entry.php?eid=00020
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2013年03月08日

GOOD NEWS!! マンダムが「今後、動物実験を行わない」と発表!

大手化粧品メーカー、マンダムが「今後、動物実験を行わない」と発表しました!

去る2月28日、資生堂が動物実験廃止を決定したことに続いて、本日3月8日、マンダムも「動物実験は、外注委託を含め動物実験は実施していない。今後も動物実験を行わない方針」と同社の公式サイト上で明らかにしました。

http://www.mandom.co.jp/eco/src/society_animal.html

マンダムは過去5年にわたって日本動物実験代替法学会を通じて動物を犠牲にしない代替法の開発研究に年額250万円の助成金を出してきた実績があるほか、消費者に対して「数年にわたって国内では動物実験の実施も委託もしていない」という「事実上ゼロ」の状態を続けていると回答していました。
私たちJAVAが2010年秋に大手化粧品メーカー12社に対して行った公開質問では、「(化粧品のための動物実験の)廃止に向けて検討中」と回答しており、「もっとも動物実験廃止に近い大手メーカー」と目されてきました。当会でも、期待を込めて粘り強いアプローチを続けてきましたが、今回の 「今度も動物実験を行わない」という廃止の発表を受け、その働きかけが実ったことを喜ばしく思います。


「今後も動物実験を行わない」との方針を示したマンダムに今回の発表を支持するメッセージを送ってください!
<マンダム連絡先>
〒540-8530 大阪市中央区十二軒町5-12
株式会社マンダム
代表取締役 社長執行役員 西村元延 殿
フリーダイヤル  0120-37-3337
メールフォーム
https://www.mandom.co.jp/mandom/contact/note.php?formid=1


他の大手各社にも声を届けてください!
資生堂に続いてマンダムが決断したことで、日本の化粧品業界全体が動物実験廃止に向かっていく、さらに大きな流れが生まれました!
この流れを無視していまだに動物実験をやめようとしない、花王、カネボウ、コーセー、ポーラなどの大手メーカーに対しても、「資生堂やマンダムに続いて動物実験を廃止して!」との声を届けてください!

http://www.usagi-o-sukue.org/java02entry.php?eid=00004


※私たちJAVAでは、本日の発表に先駆けてマンダムに対して事実確認を行っています。
回答書.pdf

※マンダムは動物実験を義務付けている中国への輸出は続行するとしているため、中国で販売されるマンダムの商品のために、動物実験が行われてしまう可能性があります。
しかしJAVAでは、一刻も早い動物実験廃止という目標を実現するために、日本国内の化粧品メーカーに対して、まずは国内での動物実験の実施および外部委託を廃止させることを優先に位置づけています。
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2013年02月28日

資生堂が化粧品・医薬部外品の動物実験廃止を決定!

本日、資生堂は、化粧品および医薬部外品の動物実験廃止を決定したと発表しました。
2013年4月以降開発に着手する化粧品・医薬部外品に対して、外部への委託も含め動物実験を廃止するとのことです!

http://group.shiseido.co.jp/releimg/2133-j.pdf

消費者の思いが届いた!
JAVAは、2009年より「ウサギを救え!化粧品の動物実験反対キャンペーン」を立ち上げ、まずは国内最大手である資生堂に対して、署名運動を展開するなどして、化粧品・医薬部外品の分野における動物実験の早期廃止を求めてきました。着手した当初「動物実験廃止などどこ吹く風」だった日本の化粧品業界。でもついに山が動きました―――「化粧品のための動物実験はやめて!」という思いが、今日、実を結んだのです!

資生堂へ、ぜひ廃止決定を支持するメッセージを!
<資生堂連絡先>
〒104-0061
東京都中央区銀座7-5-5
株式会社資生堂
代表取締役社長 末川久幸 殿
フリーダイヤル 0120-81-4710
(祝祭日、年末年始・夏期休暇を除く月〜金曜日の9:00〜17:00)
メールフォーム  http://group.shiseido.co.jp/inquiry/mail/

EUでも間もなく全面禁止に!
EU(欧州連合)では、すでに
@2004年9月11日からEU域内での化粧品(完成品)の動物実験の実施
A2009年3月11日からEU域内での化粧品(原料)の動物実験の実施
B2009年3月11日からEU域外で動物実験された化粧品(完成品・原料)の輸入販売等取引 ※ただし例外として生殖発生毒性試験等一部の試験については動物実験が猶予
が禁止されていますが、来る2013年3月11日には、例外とされていた動物実験も含めて、いよいよ全面的に禁止されます。

国内大手他社はいまだに動物実験を継続
JAVAの調査では、花王、カネボウ化粧品、コーセー、ポーラなど、国内の大手化粧品メーカーはいまだに動物実験を継続しています。EUで禁止になり、国内最大手の「資生堂」も廃止を決断したなか、すでに動物実験を続けることの合理性はありません。国内大手メーカー各社も、一刻も早く動物実験を廃止すべきです。

動物たちに代わって声を!
私たち消費者の思いは企業に届くということが今日、証明されました。
化粧品の動物実験廃止を願う皆さん、ぜひ引き続き、国内大手メーカー各社に対して「動物実験を廃止して!」という声を届けてくださるようお願いいたします。
いまなお、実験室で苦しみに耐えながら殺されていく動物たちがたくさんいます。声なき動物たちに代わって、あなたも声を上げてください!

http://usagi-o-sukue.org/oote_kakusha.html


※なお、資生堂は動物実験を義務付けている中国への輸出は続行するとしているため、中国で販売される資生堂の商品のために動物実験が行われてしまうという事実があります。
しかしJAVAでは、一刻も早い動物実験廃止という目標を実現するために、日本国内の化粧品メーカーに対して、まずは国内での動物実験の実施および外部委託を廃止させることを優先に位置づけています。
posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 20:24 | TrackBack(0) | 対企業

2013年02月14日

【資生堂の動物実験】 「期待を裏切らないで!宣言どおり3月に動物実験廃止を!」 3月いっぱいで廃止するかどうか、今月中に最終決定――資生堂にあなたの声を届けてください!!

去る1月25日、資生堂の汐留オフィスにて「第五回 化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議」が行われました。
詳細は以下資生堂のウェブサイトに掲載されています。

http://group.shiseido.co.jp/csr/communication/canference/

私たちJAVAが展開してきた<資生堂の動物実験反対キャンペーン>をはじめ、たくさんの消費者から寄せられた「動物実験をやめて!」の声を受け、2010年3月、資生堂は「2013年3月に化粧品の動物実験を廃止することを目指す」と発表しました。
その2013年3月が間もなくやってきますが、予定どおり廃止するかどうか、資生堂としての<最終結論(機関決定)>が今月中になされることになりました。

問題となっているのは、<新規原料を配合する医薬部外品(薬用化粧品)>についてです。
資生堂は、動物実験を廃止したあとの2013年4月以降、@既存データの活用、A代替法によるデータ取得、B科学的根拠に基づく説明、を組み合わせて申請する方向で検討しているとのことですが、国に受け付けてもらえなかった場合に、その申請をあきらめるか、動物実験をして申請を通すか、その決断を今月中にくだすというわけです。

何度も申し上げていることですが、日本では、新規原料を配合しないかぎり、医薬部外品(薬用化粧品)も動物実験をする必要はありません。

私たち消費者は、動物が殺されるくらいなら新しい成分は望まない

このことを、資生堂にはきちんと伝えなければなりません。

「美のための動物実験はもうやめて」
「動物を犠牲にした新製品はいらない。早く代替法を開発して」
「真のリーディングカンパニーとして、動物実験の廃止を決断してほしい」
「EUでも化粧品のための動物実験は全面的に廃止になる。資生堂も後れを取らないで」

こうした願いを、資生堂に直接届けてください!
<資生堂連絡先>
〒104-0061
東京都中央区銀座7-5-5
株式会社資生堂
代表取締役社長 末川久幸 殿
フリーダイヤル 0120-81-4710
(祝祭日、年末年始・夏期休暇を除く月〜金曜日の9:00〜17:00)
メールフォーム  http://group.shiseido.co.jp/inquiry/mail/

資生堂が動物実験廃止を決断できるかどうか。それは、単に一企業のビジネス戦略や経営方針決定にとどまらず、日本の化粧品業界全体が廃止に踏み出せるかどうかに大きくかかわってきます。

資生堂がここで動物実験の廃止を翻(ひるがえ)せば、EUやイスラエル、インドでも廃止に向かっている世界の動きに逆行することになり、日本での化粧品の動物実験廃止の流れは一気に後退してしまうことになるでしょう。

一人でも多くの皆さんから、資生堂に「動物実験廃止」の勇断を求めてください!

その声が、今も犠牲となっているたくさんの動物たちを救うことにつながります。

gopetition.JPG
2009年7月より英語版オンライン署名サイト"gopetiion"で集まった主に海外からの1,764名分の署名を、円卓会議終了後に、資生堂の担当執行役員の岩井恒彦氏に手渡し、3月での廃止を強く求めました。



※なお、資生堂は中国への輸出は続行するとしているため、中国で販売される資生堂の商品のために動物実験が行われてしまうという事実があります。
※私たちJAVAでは、一刻も早い動物実験廃止という目標を実現するために、日本国内の化粧品メーカーに対して、まずは国内での動物実験の実施および委託を廃止させることを優先と位置づけています。
posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 13:31 | TrackBack(0) | 対企業

2012年06月21日

資生堂の「化粧品の動物実験廃止を目指す円卓会議」に参加してきました


5月30日朝9:00〜、資生堂汐留オフィスにて「化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議」が開かれました。
2010年6月に第一回目の円卓会議が開かれてから早2年。
第4回目となる今回の円卓会議は、それぞれの参加者(ステークホルダー)が、この1年の間に化粧品の動物実験廃止に向けて取り組んできたことを発表する場でもありました。

私たちJAVAからは、国内の動物保護団体と協働して行った、今年4月に与党民主党を通じて行った環境省厚生労働省に対する陳情と、同5月に開催した「化粧品の動物実験を考える院内集会」について発表しました。

私たちの取り組みについて参加者のあいだからは「ここまで実践的に取り組むNPOはなかなかない」(CSR専門家)、「代替法開発にあたって国の予算拡充を訴えてくれたのは大変ありがたい」(代替法研究者)など高く評価していただきました。
でも「企業やNPOがせっかくよい取り組みをしても大手メディアが全然取り上げないからいつまでたっても広がらない」という耳の痛い指摘も。

(たしかに、このキャンペーンを続けてきて、大手新聞やテレビに取り上げてもらうことのハードルの高さをずっとつきつけられてきました。
「動物実験している大手メーカーがスポンサーになっているテレビ局は、動物実験反対運動を取り上げてなんかくれないだろう。スポンサーに都合の悪いことは流せないからね」――行きつくのはいつもこんな恨み節)


マスコミ関係の参加者からは「メディアは得てして不祥事や事件を取り上げたがる。記者の知識不足と時間不足も問題で、問題を理解するのに時間がかかる化粧品の動物実験などは取り上げづらいのかも」とのこと。

(それだけが理由じゃないよねー、スポンサーとの絡みもあるでしょー、と突っ込みたいところでした)

そうなると、やはり期待がかかるのはソーシャルメディアです。
このブログをご覧の皆さんも、ツイッターやフェイスブック、ミクシィなどで動物問題を拡散してくださっていると思いますが、ぜひこれからは化粧品の口コミサイトを活用してコスメフリークに訴えたり、コスメ情報を発信するメイクアップアーティスト、美容ライターに直接訴えたりするなど、まだ動物実験のことを知らない化粧品ユーザーに、この問題を知らせてください!

*****

そのほか、話は動物愛護法改正から、茶のしずく石鹸事件、コンプガチャの話題まで多岐にわたりました。
詳細は、資生堂の公式サイトでご覧いただけます。

http://group.shiseido.co.jp/csr/communication/dialog/

また、近日中に「ウサギを救え!キャンペーンサイト」でも詳しい報告をアップする予定ですので、そちらも併せてご覧ください。


posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 17:19 | TrackBack(0) | 対企業

2011年12月06日

ポーラのジュリーク買収にみる、理念ある企業つぶし


11月30日、ポーラ・オルビスホールディングス(以下ポーラ)がオーストラリアのオーガニック化粧品・ジュリークを買収したというニュースが流れました。
http://www.syogyo.jp/news/2011/11/post_002486.php

1985年に設立されたジュリークは、バイオダイナミック農法にこだわった原料づくりや、包装や輸送の工夫を通じて環境負荷を減らすなどサステナブルな取り組みを行っているほか、動物実験していない企業(Cruelty-Free Company)としても海外の動物保護団体から認証されています。

- PETA http://goo.gl/nrgPn

- CCF http://goo.gl/nUKSq

ですがご存じのとおり、ジュリークの親会社となったポーラは動物実験をしています。
JAVAは「その会社が動物実験をしていなくても、系列会社が動物実験を行っているのであれば、その会社の商品を買うことは、その系列会社が行う動物実験を間接的に支持することにつながる」と考えています。

ポーラは、ジュリークだけでなく、消費者に対して「動物実験していない」と答えてきたナチュラルイメージが売りのオルビス、「動物実験をしない」と謳っているオーガニックコスメのTHREE(株ACRO)を傘下にしています。
http://usagi-o-sukue.org/oote_kakusha.html#pola

オルビスにしろ、THREEにしろ、ジュリークにしろ、動物実験を続けるポーラと同じグループのブランドの化粧品を買うことは、ポーラの動物実験を支持することにつながりますので、くれぐれも注意してください。

そもそも、抱えている個別のブランドに「動物実験していない」と謳わせていること自体、「動物実験していない」ことがセールスポイントだと認識している証拠。それならばポーラ自体が動物実験をやめるべきなのに、いまだに動物実験を続けているのはいったいどういうことなのでしょうか?


*****


“AGAINST ANIMAL TESTING(動物実験反対)”を掲げEUの化粧品の動物実験禁止に多大な貢献をしてきたザ・ボディショップを買収した世界最大手のロレアル(2006年3月)

動物実験をせず、動物性原料も使用せず、自然派で良質の石鹸やデオドラント、歯磨き粉のメーカー、トムズ・オブ・メインを買収した歯磨き用品の最大手コルゲート社(2006年3月)

PETAにも認証されていたアメリカのミネラル系メーキャップ化粧品のベアエッセンシャルを買収した資生堂(2010年3月 ※資生堂は2011年3月に自社での動物実験を廃止しましたが、外部機関への委託は継続中)


…もともと動物実験を行わないことを方針に掲げていた理念ある企業を、利益のためだけにやすやすと買収してしまう大企業の論理は、自然や動物にも優しいショッピングをしたいと望む私たち消費者を、大きく失望・落胆させてきました。

でも、大企業が動物実験をやめさえすれば済む話。
「早く動物実験をやめてください!」
ポーラに、資生堂に、ロレアルに、いまだに動物実験をやめていないその他大手メーカーに、動物実験反対の声を届けていきましょう!
http://usagi-o-sukue.org/oote_kakusha.html


※動物実験していないメーカーを紹介している海外の動物保護団体には、系列会社の動物実験の有無に言及していないところもあります。購入の際はご自身で確認してください。

posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 02:20 | TrackBack(0) | 対企業

2011年06月29日

資生堂株主総会「動物実験廃止への取組」プレゼンテーション

JAVAが2009年からキャンペーンを開始して3度目の資生堂の株主総会(第111回定時株主総会)が6月24日に東京の帝国ホテルで開かれました。
今年も会場周辺で来場した株主の方にチラシを配布させていただきました。

110624-5.JPG


株主総会では岩田喜美枝副社長が、昨年に続いて今年も、総会議事の補足説明として「動物実験廃止への取組み」について、プレゼンテーションを行いました。

ポイントは3つ。
1. 自社での動物実験廃止と、外部委託する動物実験の妥当性・適切性の確保
2. 安全性の保証
3. 市場競争力の維持・向上

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1については、今年の4月5日で資生堂自社の動物実験施設をすべて閉鎖し、今後全面的に廃止するまでの間に行なう外部委託については、委託する動物実験の内容について社外から医師と獣医師を招聘して審査を厳正に行う、とのことです。

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2については「代替法の開発を加速させた」ことと「公定化への働きかけの推進」の2点。
6月23日の日経新聞をご覧になった方も多いと思います、また、第三回円卓会議でも報告があったとおり、皮膚アレルギーの有無を確かめる「皮膚感作性試験」、および眼の組織への影響を調べる「眼刺激性試験」の代替法の開発が終了しているとのことです。
しかし、代替法を「開発」しただけでは意味がなく、それを各国政府に正式な実験方法として採用させること(公定化)が必要です。
今年2011年2月4日、厚生労働省医薬食品局審査管理課から各都道府県に対して「医薬部外品の承認申請資料作成等における動物実験代替法の利用とJaCVAMの活用促進について」という通知が出されました。
いままで、せっかく企業が開発してきた代替法も、厚生労働省によって“たなざらし”にされてきました。企業が代替法で行なった安全性試験データで申請しても承認されず、承認されないから代替法では申請しない、結局動物実験という方法に頼ってしまう、という悪循環のまま時間だけが経過してきました。
実際にはまだどのように運用されているか明らかになっていませんが、企業や国民の声を聞いて(単に外圧に屈しただけとの声も聞かれますが…)、「代替法のデータでも受け付ける」と厚生労働省が明確にしたということ自体、大きな進歩であったことは確かです。

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3については、動物実験が必要だとされる「新規原料開発」ができなくなることに対して競争力をどう保っていくか、ということです。
確かに言えることは「動物実験を廃止するといったのに、外部委託は続けている」という中途半端な状況では、動物実験を望まない消費者は資生堂の化粧品を買うことができないということ。
そして、新しい製品に魅力を感じる人は多くても、その裏にある残酷な動物の犠牲を知れば「そこまでして新製品(新規原料)はほしくない」という消費者が圧倒的であるということです。
一刻も早く、外部委託も含めた全面的動物実験廃止を実現すれば、消費者は喜んで資生堂を支持するでしょう。
何ら具体的に動物実験廃止への取り組みを行っていない競合他社と、いまなら決定的な差をつけることができるはずです。

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6月23日の日経新聞に記事が出たことは化粧品業界に大きなインパクトを与えました。
いままで資生堂の動きを対岸の火事としかみていなかった競合他社が、これから本腰を入れて動物実験廃止に向けて具体的に動きだすのか、それとも、今まで通り表面的には適当に取り繕いつつ裏では動物を苦しめ続けるのか…美を創造する企業の真価が問われることになりそうです。

ぜひ皆さんからも「動物実験を続けているような企業は消費者に見放されるぞ」ということを、花王、カネボウ、コーセーなど国内大手化粧品メーカーに伝えてください

posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 10:53 | TrackBack(0) | 対企業

2011年06月23日

資生堂の株主の皆様へ 動物実験全廃に向けてお力をお貸しください

明日6月24日、資生堂の第111回定時株主総会が開催されます。
それに際して、株主の皆さまへお願いがございます。


2009年より、私たちは、資生堂に対して、化粧品開発における動物実験廃止を求めるキャンペーンを展開してきました。
それを受けて、2010年3月、資生堂は「2011年3月をもって自社での動物実験を廃止する」「2013年までに、外部委託も含めた動物実験の全面廃止を目指す」と宣言しました。
ところが、資生堂はいまだに外部に動物実験を委託し続け、全面廃止はいまだ実現されていません。


他社に先んじて動物実験の全面廃止を!
欧米では化粧品の動物実験を法的に禁止したり、企業が自主的に廃止するなどしていますが、日本国内で大手企業が動物実験を廃止した例はありません。花王・カネボウ・コーセー他大手競合他社が具体的な取り組みを始めていない状況下、資生堂が動物実験を全面的に廃止すれば、国内外から資生堂の評価が高まることは必至です。


全面廃止まで資生堂は薦められません
今年3月に自社での動物実験をやめたとはいえ、動物実験の外部委託を続けている限り、私たちは消費者の方々に対して、資生堂を「動物実験していないメーカー」として購買を薦めることはできません。「自社では手を汚さないが外部に手を汚させる」では、結局動物実験しているも同じことです。このような中途半端な姿勢では、消費者は企業を評価することはできません。


残酷さのない美しさを!
「美しさのために動物を犠牲にしないで」と願う消費者は、動物実験を外部委託することもない、クリーンな企業の商品を求めています。


ぜひ、株主の皆様からも
一刻も早く動物実験全面廃止を実現するよう
資生堂に呼びかけていただけませんか



posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 16:23 | TrackBack(0) | 対企業

2011年06月09日

花王、カネボウなど大手各社は動物実験廃止に後ろ向き?各社の回答を読み解きます

化粧品やトイレタリー製品を買う前に、動物実験しているかどうかを気にかけている皆さんのなかには、メーカーに手紙やメールで問い合わせをされる方がいらっしゃると思います。

メーカーから届く返事をみてみると、とても丁寧な文章で、さっと読む限りは動物実験廃止に向けてとても真摯に取り組んでいるように思ってしまうかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。
「最小限の動物実験は必要かもしれないな」「誠実さを感じるので(動物実験はしていても)好感が持てるな」そんなふうに消費者を思わせるために、動物を苦しめている残酷な会社だと思わせないために、聞こえの良い言葉をちりばめただけだったとしたら・・・。

2010年秋、国内大手化粧品・トイレタリーメーカー各社に動物実験に関する公開質問状を送り、その回答を公表しました。

http://www.usagi-o-sukue.org/oote_kakusha.html

メーカーからの回答をどうやって読み解くかの解説と、各社の抗議要望先も掲載しています。
大手各社の動向を知るというだけでなく、美しさのために行なわれる動物実験を一刻も早くなくすために、企業を見る目を養って、消費者としてできるアクションに結びつけてください!

posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 14:47 | TrackBack(0) | 対企業

2011年06月03日

資生堂は動物実験廃止にどう取り組んできたか〜第三回円卓会議速報

昨日6月2日、資生堂にて「第三回化粧品の成分のための動物実験廃止を目指す円卓会議」が開かれました。
テーマは「廃止に向けた取り組み進捗共有」「参加者の連携の可能性」「今後の円卓会議の進め方」。
このうち今日は最も気になる資生堂の取り組みの進捗について報告します。

*****

【2011年3月の自社での動物実験の廃止について】
2011年3月30日をもって自社施設における動物実験を終了、2011年4月5日をもって自社施設の稼働を停止した

【「動物実験審議会」への第三者の参加について】
2011年4月より、外部機関にて動物実験を実施する際に、社内の動物実験審議委員会へ外部有識者として医師と獣医師の2名を参加させることを決定した

【実験動物の使用数の推移について】
2001年の使用動物数を100とした場合の指数は、
  02年 − 82
  03年 − 69
  04年 − 69
  05年 − 66
  06年 − 54
  07年 − 51
  08年 − 55
  09年 − 32
  10年 − 53
と推移してきており、2011年度は32という数を目標値とした。
2009年(32)から2010年(53)で増加しているのは、中国の規制当局が中国にて使用実績のない成分について中国に輸出するメーカーに動物実験を義務付けたためであるが、今後は中国への輸出の際、動物実験の必要のない成分を吟味して処方することを検討している

*****

EUにおける販売禁止の例外とされていた動物実験も含めて完全禁止とする2013年のデッドライン(※)が延期されるのではないかという懸念が広がっていますが、「EUの禁止が延期されるかどうかで資生堂の外部委託も含めた全面廃止の時期が左右される理由はないはずだ」と質すと、資生堂は「EUの延期如何に引っ張られるつもりはない」と言明。

実験動物の使用数の推移について、2001年の使用数を100とした指数で示すのみで実数が示されていませんが、資生堂は「実際の数は示すつもりはない」。

「6月に円卓会議を開くのは株主総会対策ではないか?」という指摘に対しては「本来なら3月をもって自社での動物実験を廃止した報告も含めて4月中に開催するはずだったが、震災の影響で対応に追われ、叶わなかった」。3月末で自社での実験を廃止した件についてウェブサイトで公表していないのは「ケアレスミス」だそう。

*****

これ以外のテーマについては改めて報告します。

本円卓会議の模様は、近日中に、資生堂の公式ウェブサイトに掲載される予定です。



※EUでは、2004年9月から化粧品の完成品について、2009年3月から化粧品の原料について、動物実験を行うことは禁止されています。また2009年3月から、他国で動物実験が行われた化粧品の完成品と原料の取引(輸入販売など)も禁止されていますが、取引に限っては、代替法の確立が難しいとされている3種類の実験(反復投与毒性、生殖毒性、毒物動態)については動物実験が猶予されています。その3種類の例外についても2013年には全面的に禁止することが予定されています。

posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 23:11 | TrackBack(0) | 対企業

2011年05月29日

資生堂の第三回円卓会議が開かれます

昨年6月2日に第一回、同11月1日に第二回が開かれた資生堂の「化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議」。その第三回目が下記の通り、6月2日に開かれることになりました。

1回目では実質的な方向性は見いだせず、2回目は「代替法開発をがんばっているが確立にはほど遠いので動物実験の早期廃止は困難」という資生堂の言い訳に終始した円卓会議。
3回目の今回も、1回目同様、6月下旬に開催される株主総会の直前の6月2日です。資生堂がこのタイミングで円卓会議を開くのは、実験廃止のためではなく、最早、円卓会議は総会対策が目的なのではないかと疑わざるを得ません。
そう考えるもうひとつの理由は、今年2011年3月をもって「自社での動物実験を廃止する」と公表していたにもかかわらず、期日を過ぎてもプレスリリースもウェブサイトでの発表もしようとしないからです。

資生堂は本当に動物実験を廃止するつもりがあるのか!?

私たちJAVAは、消費者の抗議を鎮めたいという企業の単なるパフォーマンスに利用されるつもりはありません。

今回の円卓会議で資生堂の真意を厳しく追及する予定です。


*****

【日時】
2011年6月2日(木)9:00-12:00

【プログラム】
<導入>
1. 資生堂から、開会あいさつ
2. 司会から、開催主旨の説明、および出席者紹介

<第一部>
1. 資生堂の取組み進捗の発表と質疑応答
2. 各参加者からの取組み進捗の発表と質疑応答

<第二部>
1. フリーディスカッション
2. 司会から、今後の進め方について

【出席者(敬称略)】
1. 弁護士 浅野明子
2. 全国消費者団体連絡会 事務局長 阿南久
3. 元資生堂代替法研究エキスパート 板垣宏
4. 大和証券グループ本社 CSR室長 河口真理子
5. 日本動物実験代替法学会 元会長 田中憲穂
6. 日経BPコンサルティング 中野栄子
7. 経済産業研究所 コンサルティングフェロー 藤井敏彦
(8. 社団法人日本動物福祉協会 山口千津子)※予定次第
(9. 動物との共生を考える連絡会 山崎恵子)※欠席
(10. 日本トキシコロジー学会 理事長 吉田武美)※予定次第
11. 株式会社資生堂 執行役員 岩井恒彦
12. (司会)IIHOE人と組織と地球のための国際研究所 代表 川北秀人
13. NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)理事 亀倉弘美

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posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 11:14 | TrackBack(0) | 対企業

2011年04月01日

資生堂に末川久幸新社長が就任

今日から新しい年度が始まりました。
資生堂では、約6年半にわたって社長を務めた前田新造氏に代わり、今日、新しく末川久幸氏が新社長に就任しました。
http://www.shiseido.co.jp/corp/company/top_message/index.html

在任中に「動物実験の廃止を目指す」との目標を掲げた前田前社長。
末川新社長がその意思をきちんと引き継ぎ、資生堂が一刻も早く動物実験の全面廃止を実現させるよう、みなさまもウォッチを続けてください。お願いいたします。


posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 17:25 | TrackBack(0) | 対企業

2011年03月31日

今日をもって資生堂が自社内での動物実験を廃止します

東日本大震災が起きてから早くも3週間が経とうとしています。
新聞やテレビからは毎日辛く悲しいニュースが流れてきて、心が折れそうになるときもありますが、いつまでもただ沈んでいるわけにはいきません…
現地にボランティアに行けなくても、被災地以外に住んでいてできることはたくさんあります。
心は被災地の人たちや動物たちに向けながらも、できることを一つずつ、普段通りにやっていくことも大切なことですよね。
そう、私たちが取り組んでいる化粧品の動物実験も、震災とは関係なく、この今も行われているのですから…


今日は、年度末でもあります。
日本の化粧品最大手・資生堂が昨年3月公表した、「自社での動物実験を廃止する」とした期限が今日、2011年3月31日です。

でも、繰り返しになりますが、資生堂は当面動物実験の外注を続けるとしています。
また「2013年の全面的廃止を目指す」とのことですが、確定ではありません。

そして、動物実験を行っているのは、資生堂だけではありません。
花王、カネボウ、コーセー、ポーラ、ノエビア・・・大手メーカーのほとんどすべては、自社・外注にかかわらず、動物を実験で苦しめて化粧品をつくり、私たち消費者に提供しています。

「動物実験をせずに化粧品をつくってほしい!」
引き続き、これらのメーカーにあなたの声を届けてくださるように、お願いします。

そして春のメイクには、動物にも優しい化粧品を選ぶことを忘れずに…!

posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 16:50 | TrackBack(0) | 対企業