2012年05月24日

化粧品の動物実験を考える院内集会 開催報告(前編)


去る5月15日(火)14:30〜、衆議院第二議員会館で開催した「化粧品の動物実験を考える院内集会」には、国会議員の先生方、秘書の皆さまをはじめ、一般市民の皆さま、化粧品企業のご担当者など、たくさんの方々にご出席いただき、ありがとうございました!

消費税増税法案が審議入りするしないであわただしいなか、いったい議員は集まってくれるのだろうかと心配を抱えながら迎えた当日…

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前方(写真左手)に向かってコの字に配した席 手前側が省庁席 正面と右側が議員席

議員本人の参加は17名!
動物愛護法改正年とあって各党ワーキングチームや部門会議、議員連盟などで動物問題の議論が重ねられてはきたものの、「化粧品の動物実験」というテーマにどれだけの議員が関心を示してくれるのかまったく未知数でした。
いざふたを開けてみると…定刻には議員が続々と集まりはじめ、司会が開会のあいさつをするころには用意した議員席が満席に!
ご本人にお越しいただいた議員17名に議員の代理で来られた秘書の方をあわせると、超党派35名の議員が出席してくださいました。
(参加してくださった議員は文末をご覧ください)


動物実験の映像にショック
呼びかけ団体を代表してJAVAから化粧品の動物実験の現状について発表させていただきました。

「化粧品の動物実験を巡る消費者運動とEUの動向」
 http://goo.gl/wfX8N

冒頭、動物保護団体PETAの秘密捜査官が撮影したアメリカの動物実験施設・バイオサーチにおける動物実験の映像を流しました。
ノミ取りスプレーの液体に全身を浸され泣きながら体を痙攣させている子猫や口紅のかけらを眼に入れられたウサギの姿が映し出されると、目を伏せたりフリーズしてしまった先生方もおられました。
でも――百聞は一見にしかず――これで私たちが動物実験の廃止を求める理由の9割はこれでわかっていただけたと思います。

映像の全篇と翻訳の全文は「さよなら、じっけんしつ」のサイトに掲載されています
 Inside Biosearch〜バイオサーチ社の動物実験〜
 http://www.nezumi.to/main/cosme/inside-bioresearch/


企業の取り組み―ラッシュと資生堂
全国150以上の店舗で"STILL AGAINST ANIMAL TESTING"(動物実験反対)のメッセージを発信し続けるラッシュジャパンの取り組みは、この集会に来られた皆さんの多くはご存じだとはいえ「ラッシュに入るお金は1円たりとも動物実験に関わらせない!」とのコメントに改めて心強さを感じたのは私だけではないと思います。
一方、2010年3月に「動物実験廃止に向けて取り組む」と宣言した最大手企業の資生堂には登壇をお願いしましたが残念ながら受けていただけませんでしたので、同社の主催する「化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議」に参加しているJAVAから代わって同社の取り組みについて発表させていただきました。

「資生堂の動物実験廃止に向けた取り組み」
 http://goo.gl/Qgz3u


2011年には自社の動物実験施設を閉鎖し、来年3月には動物実験の外注も含めて全面的に廃止するという資生堂。
最大手がここまで動いているのに、大手他社は知らん顔で動物実験を続行している――この膠着状態を打破するためにも、国会の場で「化粧品の動物実験」についてどんどん議論していただきたい、その議論の端緒をつくりたい――そんな思いで企画した院内集会。
不安を抱えながらもいざ開いてみると、議員の先生方の関心の高さ・強さに圧倒されました!
お忙しいなかお集まりいただいた先生方、秘書の皆様、ありがとうございました。

各省庁からの発表と質疑応答の模様については後編に続きます。

当日プログラム
1.開会あいさつ 司会(NPO法人アニマルライツセンター代表理事 岡田千尋)
1.国会議員からごあいさつ
1.「化粧品の動物実験を巡る消費者運動とEUの動向」
  NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)理事 亀倉弘美
1.「化粧品の動物実験反対の取り組み」
  株式会社ラッシュジャパン チャリティ・キャンペーン担当 秋山映美
1.「資生堂の動物実験廃止に向けた取り組み」
  NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)理事 亀倉弘美
1.化粧品及び医薬部外品に動物実験を義務付けているケース、義務付けている動物実験の内容等について
  厚生労働省医薬食品局審査管理課
1.化粧品業界の動物実験を巡る状況、EUの化粧品指令に対する業界の対応状況等
  経済産業省製造産業局生物化学産業課
1.動物実験代替法の概要、代替法の開発状況等
  日本動物実験代替法評価センター(JaCVAM)新規試験法評価室長 小島 肇
1.動物愛護管理のあり方検討小委員会における動物実験及び動物実験代替に関する議論について
  環境省自然環境局総務課
1.質疑応答(議員および登壇者)
1.閉会あいさつ 司会

参加議員一覧(敬称略、順不同)
○民主党・衆議院議員
 福田衣里子、生方幸夫、田島一成、川越孝洋、相原史乃、浜本宏、高井崇志、網屋信介
○民主党・参議院議員
 山根隆治、谷博之、岡崎トミ子、安井美沙子、牧山ひろえ
○自民党・参議院議員
 三原じゅん子
○新党日本・衆議院議員
 田中康夫
○みんなの党・参議院議員
 川田龍平
○新党きづな・衆議院議員
 小林正枝

代理出席一覧(敬称略、順不同 ※議員本人ではなく秘書の出席)
○民主党・衆議院議員
 岡本英子、大谷信盛、小川淳也、小原舞、柚木道義、佐藤ゆうこ、井戸まさえ、工藤仁美、首藤信彦、三日月大造、岡本充功
○民主党・参議院議員
 姫井由美子
○自民党・衆議院議員
 小池百合子、野田聖子、松波ケンタ、岩屋毅
○公明党・衆議院議員
 高木美千代
○社民党・参議院議員
 福島みずほ


posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 02:09 | TrackBack(0) | イベント
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