2015年03月11日

EUでの完全禁止から2年、 日本でも動物実験を廃止する化粧品企業が増えてきた!

2013年3月11日、世界最大規模の市場を持つEUで、化粧品の動物実験が完全に禁止になりました。それから2年が経ちましたが、この間、日本でも動物実験廃止を決断し、その事実を公表する大手化粧品メーカーが増えてきています。
10年前には大手企業のほぼ全社が動物実験を行ない、その事実をひた隠しにし、他社の動向を気にして一律横並びだった日本の化粧品業界も、資生堂の廃止宣言を皮切りに、脱・動物実験へのシフトが始まっています!

■株式会社資生堂
動物実験と代替法に対する取り組み
資生堂は、代替法に基づく安全性保証体系を確立し、これにより2013年4月から開発に着手する化粧品・医薬部外品における動物実験を廃止しました。なお、社会に対して安全性の説明をする必要が生じた場合を除きます。
今後も引き続き有効な代替法の開発を継続するとともに、代替法の公定化(各国・地域の法制度において正式な実験方法として認可されること)に向けて積極的かつ強力に各国の行政機関に働きかけてまいります。
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■株式会社マンダム
動物実験に対する考え方
マンダムは、動物実験を行わない方針で、化粧品開発を進めています。
マンダムは、生活者の安全の確保を第一に考えて商品を開発しております。製品等の安全性確認は基本的にヒトを用いた試験(パッチテスト、スティンギングテスト等)および動物実験代替法を活用しており、外注委託を含めて動物実験は実施しておりません。今後も動物実験を行わない方針です。
これからもステークホルダーの皆様の貴重なご意見を参考にさせていただき、安全で環境にやさしい商品開発を進めてまいります。
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■株式会社コーセー
お客さまとともに、『安心・安全のために』
コーセーグループは、安全性を最優先としながら、動物実験を行わない方針で化粧品医薬部外品を含む)の開発を進めています
コーセーグループは、これまでの化粧品開発の実績により蓄積してきた膨大な安全性データを活用するとともに、代替試験法やヒトによる各種試験によって、独自の基準で化粧品の安全性確保を行っています。外部委託を含めて動物実験を行わない方針で、今後も引き続き化粧品開発をおこなっていきます。
※ 万一、社会に対して安全性の説明責任が生じた場合や、一部の国において行政から求められた場合を除きます。
コーセーは、動物実験の廃止はグローバル社会の重要な要請事項と受け止め、早期の実現を願って、'90年代から動物実験代替法の開発に取り組んできました。代替法学会に継続的な協賛を行うとともに、業界や産学官と連携しての取り組みに積極的に参画し、代替法の普及と進展のために、なお一層の努力をしてまいります。
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■株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
お客さま満足向上を目指して
ポーラ・オルビスグループは、化粧品(医薬部外品を含む)の研究・開発において、代替法技術の確立に伴い外部委託を含めて動物実験を行なわない方針です(*)。
(*)万一、社会に対して安全性の説明責任が生じた場合や、一部の国において行政から求められた場合を除きます。
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一方、いまだに動物実験を継続している企業もしぶとく存在しています。
「一刻も早く動物実験廃止を」
あなたの声を届けてください!

動物実験を続ける主な企業はこちら>
花王
クラシエ
再春館製薬所
富士フイルム
ホーユー
ロート製薬
posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 14:56 | TrackBack(0) | 対企業

2015年03月09日

ウサギの目に薬物を注入するドレイズテスト、 麻酔と鎮痛薬の使用推奨へ

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人間が誤って化粧品を目に入れてしまったときの刺激など毒性を調べるために、ウサギの片方の目に化学物質を強制的に点眼する眼刺激性試験(通称ドレイズテスト)。
実験されるウサギは、目を手足でこすらないように、頭だけが出る拘束器に入れられ、まぶたをクリップで固定されたまま、3〜4日間にわたって経過観察される。
麻酔をかけられていないため、あまりの痛みから大暴れし、首の骨を折って死んでしまうこともあるといわれている
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Draize2.jpg
あまりに残酷だとして、1980年代から化粧品の動物実験反対運動の象徴的な実験となってきたこのドレイズテストは、1944年に米国の毒性学者ジョン・H・ドレイズ氏によって開発された手法で、信じがたいことに約70年が経った21世紀の今も、目の毒性試験として使われています。

人道的な実験のための指標として1959年にあらわされた3Rs(Replacement;代替法への置換、Reduction;実験動物数の削減、Refinement;実験動物の苦痛軽減)の広がりもあって、ウサギの痛みを緩和するために、OECDでは2012年10月2日に麻酔と鎮痛薬を使用するよう、ガイドラインを改訂しました。

それから2年半を経て、日本でもようやく化粧品・医薬部外品の承認申請に際して、麻酔・鎮痛薬を使用した方法の留意事項がまとまり、2月27日、厚生労働省が通知しました。


激痛に苛まれるより麻酔を使って痛みを少しでも和らげてあげられるのなら…これも一つの前進とみることはできます。
でも残念ながら、このような通知が出されても、麻酔を使う方法を使わなければならないという法的な強制力はありません。

近年、資生堂やマンダム、コーセー、ポーラといった名だたる企業が動物実験を自主的に廃止しています。
そんななか、必要なことは、実験への麻酔使用の推奨ではなく、動物実験の禁止ではないでしょうか?
動物を犠牲にしてでも安全性のわからない商品を開発して利益を上げたいという一部の残念な企業のために、動物実験という制度を残しておくべきではありません。

動物実験を続ける主な企業はこちら>
花王
クラシエ

再春館製薬所

富士フイルム

ホーユー
posted by 化粧品プロジェクトスタッフ at 15:03 | TrackBack(0) | ニュース